SSTKコーヒータイム通信-Vol.106-
 今回の震災での被災者の皆さんへお見舞い申し上げます。
 新しい年度を迎えるに、日本中、特に関東地方、東北地方の太平洋側が「東北関東大地震」で大被害になっています。なんとなく平和に暮らしていた日本で………。
これで政治がよかったら第2の「太平の時代」だったのに…。マスコミの中で「思いやり」とか「人として」とか被災者に対する思いが語られています。今の日本人って「そんなに」ありましたっけ。前はあったのになあと内心思っています。私だけ?
 これからは多少の不便な生活も受け入れていかないとと思いますが、いかがですか?また、被災地の障害者のことがあまりマスコミに出てきません。毎回の大地震の時にいつも言われますが被災した障害者は大変な生活環境と思います。それがなぜ報道されないのでしょうか?(坂本)

●今後の予定
4月6日 レモンの木・オリーブお花見会
5月8日 第48回ガレージセールinあさか
この通信の内容・ご意見などありましたら
〒351-8799 朝霞郵便局私書箱23号
TEL 048-467-7749  FAX 048-466-3687 E-mail info@coffeetime.jp
までお寄せください。


第48回ガレージセールinあさか出店者募集!!
 春は新しい生活が始まるという人も、不用品で押入れを占拠されている人も、「さあ、気分を変えてお部屋のかたずけをしましょう!」
いただき物や着ようと思って買ったけどやっぱり着ることのなさそうな衣類、衝動買いしたけど結局使わない物など…、出てきませんか    ?
そんなものたちを必要と思う人に格安で譲って喜んでもらいましょう!
そうすれば資源の無駄遣いもしないですみますね。
皆様の出店お待ちしています。詳しくは下記をごらんください。
日  時  平成23年5月8日(日)
      雨天の場合は5月15日(日)に順延
      午前10:00?午後3:00
会  場  朝霞市中央公園陸上競技場前石畳
申  込  官製はがきに、住所、氏名(ふりがな付)、電話番号、申込ブース数(1ブースは2m×2m)を記入し、「〒351-8799朝霞郵便局私書箱23号NPO法人コーヒータイム事務局」まで
申込締切  平成23年4月15日必着
出 店 料 2,500円(1区画)
出店募集数 約235ブース
問 合 せ NPO法人 障害者も地域で共に・コーヒータイム事務局
月?金曜日(午前9:00?午後5:00)、電話048?467?7749
後  援  朝霞市・朝霞市社会福祉協議会


いわき震災通信
(ザ・ピープル いわき震災通信 Vol.3【3月26日号】より転載)
NPO法人 ザ・ピープル吉田恵美子
皆様、

いわきでの震災後の状況をこうした形で継続発信させて頂くことにしました。

ご迷惑でなければお付き合い下さい。

そして、刻々と変わりゆく被災地の現状を一人でも多くの方にお伝え下さい。

 昨日、福島原発事故に関連して官房長官から20キロから30キロ圏内について、「住民に自主避難を促すとともに、避難指示が出たら速やかに住民が避難できるよう地元の自治体に準備を指示した」との発表がありました。

 南相馬市・浪江町・川内村・飯舘村・葛尾村・広野町・楢葉町と共に、いわき市の一部もこの指示に含まれることになりました。

 作業員の被曝、首都圏での水道水への放射性物質混入、原子炉建屋からの煙…といった日々の報道に全国民が固唾を呑む中、いわきの地に住んでいる者にとっては、自分たちの住む地よりずっと離れている首都圏でペットボトルの水が消え福島県産の農産物が消えたというニュースと、自分たちの日々の現実が上手く結び付けられずに、不安感は高まるばかりです。「いわきは元気です」とばかりは言っていられない現実が押し寄せて来つつあります。

 ここ2日ばかりは、いわき市内にもガソリンが大量に入って来たようで、市内何箇所かのガソリンスタンドで行列はあるもののガソリンが入れられるようになりました。市内の半分ほどは水道の復旧も完了したようで、そうした地域ではラーメン店・回転寿司店が営業を始めていたりしています。(残念なことに私が住む泉町は復旧から取り残されて、未だに水汲みが大切な家事になっています)スーパーマーケットも時間制限はあるものの開いている店が増えてきました。そして、こうした地域の一番の人気店はコインランドリーです。徐々に被害の少なかった地域では、心理的な部分を除けば平凡な日常が戻りつつあります。
 日本有数の広域市であるいわき市にあっては、今回の震災が残した爪跡はひと色ではありません。海岸から数百メートルの幅で延々と続く津波の被災地の住民と、そこからほんの少し内陸に入った地域の住民とは置かれている環境に雲泥の差があります。「オールいわきで頑張ろう!」と市長はメッセージを発していますが、「オールいわき」の一体感を持てないことが今後のいわきを苦しめるのではないかと懸念されます。

 本会では、全国各地からいわき市に送られた災害救援品の集められた倉庫(市営の競輪場)から小名浜地区の避難所に避難しておられる方の要望に合わせて届けてまわる「御用聞き」ボランティアをここのところ行っています。前回ご紹介したマイクロバスが活動の足です。倉庫には、様々な災害支援物資が大量に届けられています。本当にありがたいことだと思います。
しかし、実際に避難しておられる方の要望に応えようとすると揃わないことが少なくありません。
例えば、避難所で現在望まれている衣類は下着や靴下などです。被災直後に必要性が高かった防寒着などはある程度行き渡ればそれ以上には必要ではなくなります。
 食に関しても白飯とおかずのある普通の食事が望まれています。できれば自炊が出来るような設備を…という声も聞いています。被災者だから具の入っていないおにぎりで満足を!というのは気の毒でなりません。
しかし、倉庫にある食材は非常食が多く日常の食事を提供できるものにはなっていません。そして生活の細々とした雑貨への要望。爪きり、耳かき、老眼鏡、入れ歯洗浄剤、トイレ掃除用のゴム手袋…高齢者の割合の多い地域の避難所ではこんな些細なものまで求められているのです。

 そして、もう一つご報告があります。震災の2日後にはいわきに支援物資として4トントラックで運びこんでくださった、本会の関連事業者さんからのカーペットを倉庫で確認しました。一部は避難所に運び込んで使用していたということでしたが、残りを倉庫に置きっ放しにしておくのはどう考えても勿体無いということで、マイクロバスを使って3日がかりで配ってまわりました。学校の体育館にダンボールと毛布を敷いて薄い布団で寝ておられる方もおられ、大変喜んでくださった避難所もありましたが、避難所である学校の体育館の中にそれぞれの居住スペースが出来上がった今となっては、敷き込みの作業を行うのは難しいと仰られる避難所もありました。
これが震災直後、倉庫に届いた直後に有効活用されていれば…と口惜しくてなりませんでした。
そして、ガソリン不足のために動けないことを理由に、確認を遅らせてしまった自分たちを責めずにはいられませんでした。ご提供くださった事業者の皆様に、この場を借りてお詫び申し上げたいと思います。

 今、避難所には全国各地からの善意が様々な形で届けられています。救援物資や炊き出しを現地まで届けてくださる皆さんの熱意には頭が下がります。しかし、本会が立ち寄ったある避難所では、救援物資の受け取り担当者が、山積みの救援物資を前に「これまでは全く何も入ってこなかったのに、今日はいっぺんにこんなに頂いて…」と当惑しておられるようでした。各避難所への救援物資の流れをコントロールするシステムが早期に出来ていれば、もっとスムーズにことが進んだのかもしれないと思わせるものがありました。

 今回の震災は様々な試練を私たちに投げかけています。そして、同時に多くの学びをも与えてくれていると感じずにはいられません。

 最後に、このメールに呼応する形で様々な支援をお申し出下さった皆様に心からの感謝を申し上げます。

東日本大震災:全盲男性「ヘルパーを」食事など助け必要
--宮城・東松島の避難所
 東日本大震災は、視覚に障害を持つ人も容赦なく襲った。健常者に比べ全盲で弱視の人は生活情報を得にくく、津波を逃れた後もより困難な生活を強いられる場合が多い。震災を追われる自治体は、どの避難所にどれだけの視覚障害者がいるのかといった基本的な情報すら集められていない。宮城県東松島市の避難所で全盲の男性に会った。【茶谷亮】
 市立鳴瀬第一中学校にいる金子=(たかし)さん(65)は、30代後半に緑内障を発祥し7年前に失明。勤めていたデパートも退職を余儀なくされた。
 地震発生時は、1人で暮らす沿岸部の自宅にいた。揺れが収まり、外に出ようと白いつえを手にした瞬間、「ゴゴゴゴ」という聞きなれない音を聞いた。「道路工事か」と思ったが、急に室内に水が流れ込み「津波だ」と気づいた。その途端、巻き込まれ、油臭い激流の中でもがいているうちに意識を失った。気が付くと、ずぶぬれのままつえだけを握りしめていた。寒さに耐えながら「助けてください」と叫び続け、翌朝、自衛隊員に救出された。病院で検査すると胸の骨が4本折れていた。
 コルセットをしての避難生活。なれない場所だけに、つえだけで移動するのは難しい。トイレに行くのにも周囲の助けが必要だ。顔見知りの女性が肩を貸してくれるが「個室まで案内してもらうのはちょっと遠慮してしまう」。食事も茶わんや皿の位置を教えてもらわないと食べられない。
 最も困っているのは「情報不足」という。支援物資や罹災(りさい)証明の申請手続きに関する連絡が張り出されても、金子さんには伝わらない。自宅では音声パソコンで情報が得られたが、今はラジオだけが頼みの綱だ。
 地震後は一度も風呂に入っていない。自衛隊などの入浴サービスがあったとしても、介護ヘルパーなしでの入浴は難しい。金子さんは「みんな親切にしてくれるが、好意に甘え続けるわけにはいかない。行政にヘルパーを派遣してもらえると助かる」と訴える。
 先のことも不安だ。仮説住宅の計画が進むが、「右も左も分からない家では、1人で生きていけない。避難所を出ろと言われたら、どうすればいいのか」とため息をついた。
 被害が大きかった岩手、宮城、福島3県で身体障害者手帳を持つ視覚障害者は1万6500人。このうち被災者や避難所で生活する人がどのくらいいるのか3県とも正確な数をまだつかんでいない。
 宮城県視覚障害者福祉協会(022・257・2022)は「電気が通じない自宅に取り残され、食べるものにも困っている障害者もいるはず。行政は早期に事態把握を行うべきだ」と指摘。被災した視覚障害者の情報提供を呼び掛けている。

「坂本のきままなひとり言」
 2011年3月11日午後2時46分日本では忘れられない日になりました。その大震災の中からいままでの日本で失われていた「地域のつながり」が重要だと言うことです。これは私たち障害者が常に発信していた「地域で生きる」と言うことです。各家族ではなく、地域の中でだれもが生きて行かなければ人は生きていけないということです。障害者だけではなく、高齢者も健常者も同じです。「つながり」が、良いにも悪きにも大事です。皆さんいかがでしょう!(坂本)

?編集人?
 特定非営利活動法人 障害者も地域で共に・コーヒータイム 
 代表 坂本 さとし    
 事務局…〒351-0011  埼玉県朝霞市本町2-1-7-406
 郵便物送り先…〒351-8799  朝霞郵便局私書箱23号
 TEL 048-467-7749
 FAX 048-466-3687

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