今回は、第３０回「ガレージセールｉｎあさか」のお知らせです。皆様のおかげをもちまして、１５年間も続けてくることができました。その間の収益金は、「コーヒータイム」やデイケア施設「レモンの木」の活動資金など、さまざまな福祉活動の支えとさせて頂いております。皆様のご協力には大変感謝いたしております。
「コーヒータイム」・「レモンの木」では、「ともに生きる」をテーマに重度障害者の「一般就労」を主として考えております。今後もそれらの動きを、この通信でお知らせしていきます。この問題を改善するためには、多くの皆様のご協力が必要となります。今後も宜しくお願い申し上げます。
「ガレージセールｉｎあさか」も今回で第３０回を迎えることとなりました。毎年春と秋の年２回の開催で１５年目となります。回を重ねる度に出店ブースが増えつづけ、今では朝霞市近郊で最も大規模なものとなりました。この「ガレージセール」の収益金は、３年前に設立したデイケア施設「レモンの木」のバックアップを始め、「障害者も地域でともに」を目的とする活動を行うために利用されています。たくさんのお申し込みをお待ちしています。
朝霞の夏のお祭り、彩夏祭。8月４日（土）の午後１２時から朝霞郵便局前で「レモンの木」の職員の椎ヶ本君と、松本君のバンド「Ｍｉｌｄ Ｐａｒｋ」が演奏します。みなさん、是非、応援して下さい。
７月から「レモンの木」の職員としてお世話になることになりました、柴田です。「レモンの木」には学生時代からの先輩である椎ヶ本さんの紹介で入りました｡主に治療室を担当します。どうぞ宜しくお願いいたします。
私はこれまで、都内杉並区にあります「視覚障害者支援総合センター」のチャレンジ生として、点字出版図書の校正の仕事に１年ほど携わってきました。そのため、現在住まいは荻窪にあります。荻窪といっても駅から少し？離れた所にアパートがあるので、毎日１時間半ほどかけて通勤しています。
電車通勤は初めての経験で以前から定期券を持つことや、帰宅途中に寄り道ができることに憧れていたのですが、いざ通勤してみると車内もホームも駅構内も毎朝雑踏で想像以上にエネルギーを消費して、もはや音を上げています。ただ唯一、朝池袋から朝霞までアラームをセットして１５分間寝られることが楽しみです。 あと１ヶ月ほどしたら成増に引っ越す予定なので、それまでがんばります。
６月から「レモンの木」の職員になりました、三浦と申します。3歳と１歳の女の子の母親です。
今まで障害のある方と接する機会があまりなかったので、仕事を始める前「大丈夫だろうか？」と正直、ものすごく不安でした。でも実際「レモンの木」に勤め始めると、みんなごくフツーの人、施設の雰囲気もすごく明るく毎日笑い声に包まれていて、私の方が楽しく過ごさせてもらっています。よろしくお願いします。
最近総務省から、テレビにおける解説放送や字幕放送に関するデータが公表された。それによると昨年度一年間に解説放送のあった番組の放送時間数は、NHK総合で２０５時間５５分（２，４％）、NHK教育で４５０時間４７分（５，２％）、民放キー局５局を合わせて、１１６時間５７分（０，３％）であったという。一方字幕放送は、ＮＨＫ総合で１７３１時間１５分、同教育で８７８時間５９分、民放で１４３５時間７分だったとのことだ。
現代は「情報時代」と言われ、ことにテレビの普及は目覚しく、しかもテレビは音声と文字と映像を兼ね備えた強力な情報媒体である。解説放送は視覚障害者のための配慮であり、字幕放送は聴覚障害者に対する配慮と言えるだろう。情報の「バリアフリー」が強調される中での配慮であるが、これで満足すべき状態と言えるだろうか。例えば最近のドラマは場面がめまぐるしく変化するものが多いようだ。場面の変化についての解説があるだけでも、視覚障害者は今よりずっとテレビドラマを楽しむことができるようになるだろう。また、ニュースなどにおける外国要人のメッセージなどにも、字幕同様言葉による翻訳を付けるようにと視覚障害者団体から要求しているが、いまだに実現していない。
物事には当事者でなければわからない事柄も多いものだ。本当にバリアフリーを考えるならば、番組制作スタッフの中に障害者も加えるべきだろう。政治にも行政にも、もしそんな配慮が加えられる時代がくれば、真のバリアフリーも実現できるものと思うのだが…。