コーヒータイム通信第71号

 

第31回「ガレージセールinあさか」の日程が決まりました。今回も多くの人の出店をお待ちしております。詳しくは次ページを参照して下さい。

デイケア施設「レモンの木」も、昨年10月に新しい所に移転し5ヶ月になろうとしています。家主さんのご厚意により、新しい所にも皆だいぶ慣れて、快適な毎日を過ごしています。家主さんに感謝!感謝!の毎日です。

障害者福祉も、2003年(平成15年度)から機構改革が実施されるに当たり、日本中の福祉関係者・当事者の間を大風が吹き荒れています。朝霞市内は無風状態です。どうしたのでしょう。市民一人一人に関係あることと思っているのですが・・・。


=今後の予定=



出店者募集のお知らせ

第31回「ガレージセールinあさか」の開催が決まりました。出店を希望される方は、下記の要領でお申し込みください。

なお、プロ出店(営業目的や在庫整理等)、手作り食品の販売、銃刀法に関わる恐れのある商品や危険物の販売等につきましては、固くお断り申し上げます。

=記=



初心に返った1日でした

2月1日、私とSさん2人で朝霞の第八小学校に行ってきました。福祉授業の一環ということで、6年生の生徒さんたちが企画をしてくれて、2時間目から4時間目までの間1組から3組の各教室で交流会をしてくれました。〇×クイズでは何人もの人がはずれるような難しい問題があったり、山手線ゲームでは久々だったので半分わけわかんない状態でした。その他には箱の中に物を入れて触って中身を当てるゲームや伝言ゲームがありました。伝言ゲームではどこでどう伝わったのか、不思議な答えが出て、クラス中が大爆笑でした。それから、Sさんと私1人ずつ、1組と3組で先生と生徒さんと一緒に給食を食べました。学校給食なんて卒業以来だったので懐かしかったけれど、やっぱり嫌いなものが…。皆普通に私たちに話し掛けてきてくれたので嬉しかったし、その1日のおかげてリフレッシュできました。

渡辺


身体障害者手帳をご存知だろうか。身体障害者が公的機関より配布を受けるもので、障害の程度と各種個人情報が記載された手帳である。

先日私は、土浦で開催された日本盲人会連合の関東ブロック大会に出席してきた。その席にこんな議題が提出された。「身体障害者手帳の更新を制度化し、公的機関の発行物としての価値を高めるよう運動を」というものであった。もちろん、この提案は多くの支持を集め、「本件を本部より厚生労働省に働きかける」という議決を得た。

実は、身体障害者手帳には公的証明力がない。身分証明書として使用できないのだ。このことは、視覚障害者にとって極めて重大な問題であると言える。日常生活の中で身分証明書の提示を求められることは決して少なくないのだから。家や土地を買うにもお金を借りるにも、そして部屋一つ借りるのにも…何につけても身分の証明はついて回るのだ。そんなとき、免許証を持たない視覚障害者は必ず一問答しなくてはならない。このような状況を意にも介さず、「当手帳はあくまで障害とその程度を証明するものに過ぎない」との見解を持ち、何の打開策も講じえない行政を私はとても理解できない。未だ残る「バリアフリー化の谷間」を垣間見る一件である。

椎ヶ本


2月12日、NHKのプロジェクトXで、わが国で訓練された盲導犬第1号「チャンピー」の紹介があった。約45年前の話である。その翌年、私は3頭目の盲導犬「クローニー」を手にした。しかし、当時は盲導犬に対して社会の認識がまったくなく、バスや電車のような乗り物にも乗せることはできなかった。したがって通勤に使用することはできず、もっぱら朝夕の散歩の友であった。

それから45年、盲導犬の数も増えて、今は850頭が、活躍しているという。社会の認識も一変し、乗り物にも乗せられるし、ホテルでの宿泊さえ大体認められている。盲導犬は散歩の友ではなく、仕事の友へと向上したのだ。大変な変化である。

それは単に盲導犬の問題だけではなく、福祉に対する社会の認識が変化したのだ。と、言うことは社会人の福祉に対する認識が向上したことになる。にもかかわらず、福祉に関してはまだまだ解決しなければならない問題が山積している。21世紀はそれらの問題をすべて解決して、すべての人が幸福を満喫できる世紀にしなければならないと思う。

阿佐 博

 

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