コーヒータイム通信第72号

 

皆様こんにちは。今回のコーヒータイム通信は、新職員のご挨拶、第31回ガレージセールのご報告、あさかチャリティーフェスタのご案内、施設長の一筆といった内容です。どうぞお楽しみください。


僕は今年3月、朝霞のデイケア施設レモンの木に就職しました。そこは視覚障害者のデイケア施設で、福祉の専門学校を卒業して、特別養護老人ホーム、ホームヘルパー、身体障害者授産、更生施設などいろいろな施設の実習を経験しましたが、視覚障害の人と接するのは初めてでした。眼が見えない人とは何を話したらいいのか、一緒に歩く時はどのように歩けばいいのか、など就職が内定して喜び以上に不安が大きかったのが本心で、出勤日前は緊張していたのを覚えています。レモンの木のおもな仕事は視覚障害の人の歩行補助や、資料を読んで聞かせたり、お昼にコンビニで品物を一緒に選んだり、手が空いたら事務的な仕事をしたりとさまざまでした。視覚障害の人と接して思ったのはみんな明るく話し好きで行動的だということ、中には現在友人同士で音楽のバンド活動をしたり、仕事のあと盲人テニスや盲人バレーをしたりと普通に目の見える人と同じかそれ以上 に活動している人もいます。就職して2ヶ月半、ガレージセールも経験し仕事にも慣れ、これからもレモンの木の職員として視覚障害者のことを理解し、勉強していきたいと思っています。

程塚 剛

晴れて良かった!「ガレージセール」無事終了

ガレージセールも今回で16年目となりました。しっかり地域に根付いたという感じです。多くの皆さんに支えられ、無事に終了することができました。とはいえ、今回のガレージセールほど天気予報の傘マークが気になったことはありませんでした。今年は桜の開花も早く、それに伴って季節がずれて、まるで梅雨の頃を思わせる天候が続いてしまいました。出店者の皆さんも天気予報の傘マークとにらめっこしていたことと思います。でも、「コーヒータイム」には「ガレージセール最強の晴れ男」(坂本)が控えているのでやっぱりお日様が味方してくれました。公園内は買い物の荷物を手にした人たちでごったがえし、相変わらずの賑わいでした。それに伴い違法駐車が多く、会場近辺の方々にはご迷惑をおかけしてしまいました。

また、今回の会計報告につきましては、下記の通りとなりました。

なお、ガレージセールの収益金につきましては、デイケア施設レモンの木をはじめ、「障害者も地域でともに」を促進するための活動資金として利用させていただきます。

=会計報告=

=協力企業=

朝霞中央郵便局、牛mサ、ライオン梶A潟鴻bテリア東武朝霞駅店

☆ご協力ありがとうございました。


「あさかチャリティーフェスタ〜音の短冊〜」開催のお知らせ

《歌・フルート・ピアノ・ハンドベル・バンドが競演!ジャンルを越えた楽しい音楽を皆様にお届けします》

今回コーヒータイムでは、チャリティー音楽祭「あさかチャリティーフェスタ〜音の短冊〜」を下記の通り開催いたします。お客様・出演者・スタッフ皆が一緒に楽しめるような――そんなアットホームなステージになるようがんばります。皆様お誘い合わせの上ご来場ください。お待ちしています。

***記***

★当イベントの賛助金による収入は、視覚障害者の社会参加を支援する「デイケア施設レモンの木」の備品購入費の一部とさせていただきます。

【お問合せ】障害者も地域でともに コーヒータイム
рO48−467−7749


事故を防ぐために

われわれは普段「無事」という言葉をよく使う。それは「事故に遭わない」という意味で、誰もがもっとも望ましく思っていることである。だから、誰しもが常に無事を願ってやまないのである。ところがその願いとは裏腹に、よく事故のニュースを耳にする。特に痛ましいものの一つに、障害者の交通事故がある。しかし、そうした事故の中にも、安全設備さえ整っていれば、起きなかったと思われるものも、決して少なくはない。そして不思議なことに、事故が起きた後、すぐ設備が整えられるというようなこともまれではないのである。だが、立派な設備ができたとしても、事故が起きた後ではもう遅いのである。  周知のとおり、今朝霞駅前は、開発工事中である。しかもそこは、駅から視覚障害者デイケア施設「レモンの木」への通路に当たっている場所である。今後毎日多数の視覚障害者がそこを往復するところである。だから、われわれはここに点字ブロックをはじめ、音の信号機やエスコートゾーンなど、できる限りの安全設備が施されることを望んでいる。そしてその旨を行政にも施工業者にもお願いしている。

はたして、ここにどのような設備が生まれるであろうか。われわれは今、大きな期待と不安を持って、工事の進捗状況を見守っているところであるが、事故が起きてから設備を改善するというような後手に回った手を打つことだけは避けたいと心から願っている次第である。

阿佐 博




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