時間の経つのは早いものですね。第32回の「ガレージセールinあさか」のお知らせです。(詳しくは後ページをご覧ください。)
7月6日(土)に朝霞市のコミュニティセンターホールで「あさかチャリティーフェスタ〜音の短冊〜」を行ないました。(詳しくは後ページをご覧ください。)皆様ご協力ありがとうございました。
去年の夏から日本点字図書館に通っていました。最初は日本語点字の読みから入りました。最初に日本語を読んだときは、すごく難しいと思いました。だけど読んでいるうちにすごく楽しくおもしろくなったのです。ずっと日本語の点字を読んでいましたが、最近は英語の点字を読んでいます。やっぱり最初は2級の英語略字を覚えるのがすごく難しかったです。英語の略字の方が覚えるのに時間もかかったし、すごく大変でした。でも今はすごく楽しいです。
今年の3月からデイケア施設「レモンの木」に入りました。そこは朝霞にあります。すこし緊張してしまったけど皆がすごく明るくてにぎやかです。そこでは今コンピュータを習ったり日本語点字の書きや日本語と英語の点字の読みを勉強しています。早く点字を読んだり書いたりできるようにしたいと思います。
コーヒータイムでは去る7月6日に、「あさかチャリティーフェスタ〜音の短冊〜」と題したチャリティーコンサートを行ないました。
この日は、筑波大学附属盲学校ハンドベルクラブOG会「あかね」、野田由季さん(ピアノ)、大石亜矢子さん(ソプラノ)、綱川泰典さん(フルート)、Passage Of Message(バンド)と、ジャンルの全く違う5組が出演し、それぞれ楽しい音楽を聞かせてくれました。
七夕の前日であったこの日、会場には笹が用意され、来場者の皆さんの願い事が書かれた短冊が飾られました。約200人の方々にお越しいただきましたが、前売りが完売してしまい、当日来られた方で入場いただけない方が現れてしまいました。たいへん申し訳ございませんでした。
出演者の皆さん、お手伝いいただいたボランティアの皆さん、そしてご来場いただいた皆さん、本当にありがとうございました。
1.収入 項目 金額(円) 備考 賛助金 268,000 チケット 寄付金 18,000 合計 286,000
2.支出 項目 金額(円) 備考 通信・雑費 38,418 紙代・機材レンタル料・昼食代他 謝礼金 90,000 寄付金 157,582 デイケア施設レモンの木へ 合計 286,000
◇この度、デイケア施設レモンの木では皆様のご協力により機材購入費の一部をご寄付いただくことができました。厚く御礼申し上げます。
第32回「ガレージセールinあさか」の日程が決まりました。多くの皆様のご来場をお待ちしています。また、出店を希望される方は、下記をご参照の上、おはがきでお申込みください。
ご注意 :以下に該当する場合出店をお断りいたします。
・ お申込み受付順に説明書と振込用紙をお送りいたしますので、期日までに出店料をお振込みください。
・ お振込み確認後ブースナンバー等の必要書類をお送りいたします。
・ ご不信な点がございましたら、月曜から金曜の午前10時〜午後5時にコーヒータイム事務局までお問合せください。
рO48−467−7749
百あまり文献タイプに打ちており 読み読みて我の加うるわずか
これは永田和弘という京都大学の分子生物学の教授の歌である。一つの論文を書き終えて、改めて眺めてみると、各国の学者の論文を数多く参照したにもかかわらず、自らの研究成果として付け加えた内容が意外に少ないことに気づかされる。それを「加うるわずか」と歌ったのである。しかし、その「加うるわずか」のために、いかに多くの年月とエネルギーを費やしたことであろうか。そう言う感慨を歌ったのであった。
私どもの「レモンの木」は学問の場ではない。視覚障害者のための小さな施設に過ぎない。しかし、ここを訪れた視覚障害者の一人一人が、生きがいをもって、立ち上がることのできる場所にしたいと願っている。そのためには常に研究を怠ることはできない。多くの文献も参照しなければならないし、同じ道を歩んだ人たちの足跡もたどらなければならないし、また、一般社会の視覚障害者に対する認識にも注意を払わなくてはならない。そして自らのなすべきことを積み重ねていかなくてはならないのである。それに要する年月とエネルギーははかりしれないものがある。
だが、世間の人々の目につくほどの成果をあげることは困難であろう。まさに「加うるわずか」であろう。しかし、この「加うるわずか」の意味を私たちはもう一度深く考えてみたいと思うのである。
《編集人》 障害者も地域でともに:コーヒータイム 事務局 〒351−0011 朝霞市本町2−1−7−406 TEL・FAX 048−467−7749