今年はなんたる夏だ。30度以上が普通の状態になっている。夏の好きな私にはとても喜ばしい夏ですが・・・。もちろんつらい人もたくさんおられることと思います。
この〈コーヒータイム通信〉も今号からリニューアルしてみました。もっと私たちの日常の動きも知ってもらえたらと思っております。ご意見などどんどんお寄せ下さい。
秋のガレージセールのお知らせです。みなさん「売っちゃえ!買っちゃえ!」の、第36回「ガレージセールinあさか」の詳しいことは、後ページをご覧下さい。また、多くの出店者のみなさんの参加を、お待ちしております。
いよいよ梅雨入り間近の6月11日、レモンとオリーブ初の日帰り旅行に行きました。最初の目的地、オルゴール館では展示してあるものを見た後、懺悔したくなるようなオルゴールの音色にウットリしたり、眠くなったりでした。そして第2の目的地、お菓子とお花の城です。お昼はご当地名物をペロリと平らげて、その後はお菓子の城でお土産タイムです。次に行ったのが南が丘牧場。牧場に着いたら、早速ソフトクリーム一直行の人やここでもお土産タイムをする人それぞれ楽しみました。
なんだかお土産を買いに行ったみたいでしたけど皆楽しく過ごしてくれたんじゃないかなあと思いました。
去る7月30日金曜日、さいたま市内にある障害者交流センターでレモンの木の卓球大会(仮称)が盛大に行われた。この日は総勢24名が参加し、晴天の下、汗を流した。強烈な打球をばしばし打ち込む人あり、ゆっくりとラリーを続ける人あり、制球がいまいち定まらない人あり、勢い余ってネットの上に球を打つ人ありと、それぞれがそれぞれのペースで楽しんだ。健常者もアイマスクを着用して参加するなど、老若男女障害の有無を問わず、全員一緒にエキサイトした!これも一つのバリアフリーであろう…
★注★ この卓球は、ネットを挟んで音の出るボールを転がし、それを互いに打ち合うもので、視覚障害者用に工夫されたスポーツである。ちなみに天候に影響を受けることはない。
レモンの木で今一番人気の昼食は何だか分かりますか?それは、このところ毎日必ず3〜4パックは購入している人気商品「納豆巻き」です。話によると納豆は疲労回復に効果があるそうで、確かに考えてみると納豆は疲れていて食欲がない時でも簡単に食べられそうな気がします。ネバネバや独特の香りがあるので嫌いな人も多いですが、好きな人は御飯はもちろん、揚げたり、味噌汁にしたり、サラダに入れたりと様々な食べかたをしている様です。今年は連日の猛暑、夏バテに負けず納豆パワーでこの季節を乗り切りたいですね。レモンの木では、しばらくこの状況が続きそうです。
4月に開所したデイケア施設オリーブ(主に高齢視覚障害者対象)では、毎週木曜日、 阿佐博施設長の指導のもと俳句会を開いています。8月5日の参加者の俳句を紹介します。
歓声の 空にとどろく 五尺玉
病床の おもき知らせや 夏夜ふけ
祭りはて 夜ふけにつづく 下駄の音
虹出でて 故郷の山を 思い出す
待つ友の 来ぬまま仰ぐ 遠花火
皆様も夏の一句を読んでみては?オリーブでは、民謡や歌の会、お菓子作り、フラワーアレンジメント教室なども開いています。利用者、ボランティアの方も募っています。
体のだるさや肩こり、腰痛を感じていませんか?仕事のしすぎ・呑みすぎ・遊びすぎで体の疲れを感じることはありませんか?体のリフレッシュに、どうぞ「レモンの木治療室」におこしください!
〒351-0011 埼玉県朝霞市本町2−4−26 サジェス21 3F
今回のお題は「夏の思ひ出」です。甘く切ない夏の思ひ出。
第36回ガレージセールinあさかの開催日は次の通りとなりました。出店を希望される方は、下記をご覧の上、お早めにお申し込み下さい。また、寄付品(新品同様)がございましたらご一報下さい。
以下の方は出店を固くお断り致します。
お申し込み受付順に説明書と振込用紙をお送り致しますので、指定された日までに出店料をお振込みください。
お振込み確認後、出店許可書等の必要書類をお送り致します。
皆さんは「盲ろう」という障害者のことをご存じでしょうか。目が見えなくて、しかも耳が聞こえない人と言ったらよいでしょうか。アメリカのヘレンケラーが有名ですね。きょうは、「盲ろう」のことについて、ちょっと詳しく書いてみたいと思います。暑苦しい話になって済みません。
私は、オリーブの施設長を仰せつかっていますが、ふだんは東京の神田にあります「社会福祉法人全国盲ろう者協会」というところで働いています。
ひと口に「盲ろう者」と言っても、少し聞こえる人や、少し見える人など様々で、およそ次の四つのタイプがあります。
詳しい数は分かりませんが、厚生労働省の調べでは、こうした障害を持った人が全国で1万3千人から2万人くらいいると推定されています。生まれつき目と耳の両方に障害を持った人は少なく、ほとんどの人が中途盲ろう者です。もともと聴覚障害者で、後に視覚障害が加わった人のことを「ろうベース」の盲ろう者、逆に、もともと視覚障害があって、後に聴覚障害が加わった人のことを「盲ベース」の盲ろう者などと呼んでいます。そして、同じ盲ろう者でも、「ろうベース」の人と「盲ベース」の人では、生活の様子が全く変わってくるわけです。そのことは、また別の機会に述べたいと思います。
いかがでしょうか。こうした障害を持った人たちの日常生活が想像できるでしょうか。ちょっと考えてみてください。友達と電話でおしゃべりをすることもできません。テレビを見ることもできません。「ろうベース」の人で点字を知らない人は、本を読むことすらできないのです。いろいろな方法を使って、人が教えてくれなければ、周りで何が起こっているのかもまったく分かりません。ある盲ろうの人は、こうした状態を、「壺の中に入れられて、海の底の奥深くに放り込まれたようなものだ。」と言っています。
では、こうした「盲ろう」の人たちが、ふだんどの様にして生活しているのか、それはまた次の機会に紹介したいと思います。今は、かりに、皆さんが、まったく見えなくて、まったく聞こえない状態になったらどうしますか、と言うことだけ申し上げておきます。どうぞ想像してみてください。
「さとうきび畑」と言う歌を耳にして、心を動かされたひとは少なくないであろう。あの歌の中には「ざわわ、ざわわ、ざわわ」と言う表現がくり返して出てくる。それは、単に砂糖黍畑を吹き抜ける風の音ばかりではなく、「この畑にはまだ戦没者の遺骨が埋まったままになっています」と聞かされた作詞家の寺島直彦さんの、心のざわめきや無意味な戦争で愛する人を奪われた人々の心のざわめきも加わっているように思われる。
ところが今日、私たちは日常生活においても、この「ざわわ」を体験することが少なくなくなっている。個人的問題としては、障害者は差別をうけたり、憐憫の対象にされたりして、心穏やかならぬ時がある。もっと一般的な事柄としては、年金問題や預金の目減りに見られるような老後の不安もある。そんなこころのざわわもあるのだ。
このような個人的問題にとどまらず、社会にも怒りを伴って心がざわめくような不正や偽りが横行している。大部分の庶民はまじめに働いて社会を支えているのに、権力を握った人々は庶民が黙々と支えている社会を壊すようなことを平気でやっている。その結果とばかりは言えないのかもしれないが、この世界には暴力が満ちている。幼児虐待は目に余るものがあるし、家庭内暴力の問題も深刻だ。何よりも許しがたいのは戦争とテロだ。イラクやパレスチナだけではない。いまや世界中にその災いが拡散する気配さへある。そしてそれによって苦しみを受けるのは常に弱い立場にいる人々なのだ。私たちの心からも「ざわわ、ざわわ」を払拭しにくい状態にある。
こんなときだからこそ、私たちの施設は一層正義とやさしさと思いやりの満ちたところにしたい。障害者問題をきっかけにして、社会から「ざわわ、ざわわ」を追放したいと願うものである。
8月より下記のTEL・FAX番号に変更になりました。
夏本番を向かえあちこちで花火大会が開催されていますが、オリーブのベランダは花火鑑賞の絶好スッポトなんですよ!さて、コーヒータイム通信リニューアル号はいかがだったでしょうか?次回みなさまにお会いできる頃にはレモンのお昼ブームはなにがきているのかな?楽しみですね。ちなみに、私のマイブームは塚地です。ヨン様より断然ツカヂです!!それではたそがれっ(ひさみ)