「朝霞駅前広場の問題」
展皆さん朝霞駅の南口の駅前の広場は、完成してもう半年が過ぎましたので、ご存知だと思います。視覚障害者にとっても、埼玉県内で一番便利なバリアフリーになっていると思います。
バス乗り場やタクシー乗り場に音声案内が付いています。またトイレも音声の案内が付いています。これらの音声案内は、視覚障害者にはとても便利なのです。他でもあまり見ません。多分、皆さんは気にしていないと思いますが、便利になったのは事実です。
でも完全ではありません。音声の案内装置は良いのですが、一番危ないスクランブル交差点が非常に危険なままなのです。この危険なスクランブル交差点に視覚障害者が安全に渡るためのエスコートゾーン(歩道にある点字ブロックみたいな物で車が上を通っても大丈夫な設備)を斜め方向にも設置して欲しいと工事前から行政(埼玉県警)に、お願いしているのですが、いまだに設置されていません。毎日毎日視覚障害者は、危ない状況にさらされているのも現状です。県民の安全を守るのが、県警の仕事だと私は思いますが・・。
だれかが犠牲になればいいのですか?
変ですよね、こんな事。
「盲学校の問題点」
盲学校の世界では 現在文科省で、盲聾養護学校を「特別支援学校」に名前も変えて聾学校と併設しようとしています。それに対して盲界あげて反対の声をあげています。昭和23年には、盲聾の分離が実施され、視覚障害に対する専門的な教育を充実、発展させてきました。それにより視覚障害者の学力も確実に向上しているのが事実です。
盲と聾学校は確かに専門的な教育を実施してきています。障害者も「地域の学校へ」が世界的に叫ばれています。障害をもつ当事者として、現在のインクルーシブ教育に素直に賛成できないところもあるのが事実です。社会的にも教育界においても今だ、心のバリアが拭いされない事が現状です。幼稚園、保育園の頃から同じ教室で育っていないのが最大の欠陥だと思いますが……。皆さんいかがですか?矛盾しているように見えますが葛藤しているのが事実です。