「渡る世間に鬼ばかり」と言うドラマがずいぶん長い期間放映されていた。
作者が 橋田須賀子さんで、ほとんど欠かすことなく、私もみていた。
このひとの作品には セリフがおおく、画面を見なくても聴いているだけで内容を十分に理解することが 出来たからである。
しかし、そのドラマも数年前に終了して、橋田さんも高齢のた め、その後は新しい執筆はなかったようである。
彼女は熱海の山奥の自宅に引っ込 んで、文字すらあまり書くことなく過ごしていたともことだ。
橋田さんはもう91歳か2歳になるのだろうとおもう。
その彼女が今回筆をとって、「渡る世間」の続編のようなものを書いたそうで、それを19日から2回にわたって放映するそうである。
おそらく感ずる所があって、書かずにはおられなかったのであろう。
私はそれを絶対に聴いてみようと考えている。
橋田さんは貴重な作者であのような作家がまた現れることを私は念願している。
それよりも視覚障害者でドラマの作家がでることを私は待望しているのだが、そんな人は現れないものだろうか。
私が4・50歳若かったらあ挑戦するところなのだが、94歳ではそれもかないそうにない。
視覚障害者にだって、弁護士もいれば学者もいる。
劇作家だって出てもいいはずではないか。
私のそんな希望をかなえてくれる人、是非現れよ。
9月8日(木)

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