パラリンピックのニュースが伝えられている。
その中の一つ。
たかくわ さきさんは、小学校の頃から、短距離走に強かった。
小学校6年生の時、その地方で行われるリレーで、アンカーを務めることになっていた。
ところが、当日近くなって、足を捻挫したような痛みを感じるようになって、走ることが出来なくなり、友人の小林ゆりこさんに変わってもらうことにした。
その時「突然のお願いですみません。がんばってくださいね「と言うメモを添えて御願したというのだ。
たかくわさんの捻挫のような痛みと言うのは、実は骨肉腫だった。
それで、膝から下切断と言う手術を受けなければならなかった。
時は流れて、今回のパラリンピックである。
義足のたかくわさんが短距離走に出場することが、ニュースで伝えられた。
義足になってからも、短距離走の練習に励んでいたのだ。
その陰には義足の技術の進歩と言うこともあったのだろう。
そのニュースを見た小林ゆりこさんが激励にやってきた。
そして、小学校の頃に渡された「急なことですみません」と言うメモを持ってきて、見せたと言うのである。
「まだ持っていてくださったの?」と、たかくわさんが感激したと言う友情物語である。
私は、このような物語に弱い。つい、感激してしまうのだ。
とくに、スポーツ好きの私にとって、スポーツに関連したこのような物語にには、ついほろりとさせられてしまうのである。
(音声で聴いたので御名前の文字が判らないので、仮名が気にさせてもらった)
9月10日(土)

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