<障害児の差別事例>


ここに挙げた障害児の差別事例は、被害を受けた当事者の保護者から寄せられた実際に起こった事件の一部です。普通学級で学ぶ障害のある子に対しては「設置者が適切に配慮している」と答弁されましたが、こんな事件が教育現場では日常的に起きています。


事例1:保護者への日常的な付き添いの要求(中学3年生)

保護者の付き添いを日常的に要求される。

保護者の体調が悪く、付き添えなかったりすると子供も休ませられる。


事例2:宿泊行事等への保護者の付き添いの要求(中学3年生)

「付き添いができない」というと、「それではつれて行かない」と学校が言う。

宿舎の近くに保護者が宿泊待機させられる。

保護者が付き添わないときに別の人がつき、その人の交通費、宿泊費などを保護者に要求される。


事例3:水泳授業への参加拒否(小学1年生)

特に健康上問題はない児童が、障害があることで安全を理由にプールに入ることを拒否された。地域のスイミングスクールには問題なく通っている。


事例4:別室授業(小学3年生)

保護者の了解も得ず、特定の時間別教室に連れ出す。

現在は教室に戻れているが、他の子供とは隔離された状態になっている。


事例5:担任によるいじめ(小学2年生)

「私は、責任が持てない」「教えられない」などと言って、声かけすらしない担任がいる。「この子は教えてもどうせわからない」などの差別的発言をする。


事例6:差別的発言をされ、保護者への日常的な付き添いの要求(小学1年生)

担任から差別的なことを、子供本人と他のクラスの子供の前で大声で言われた。そして保護者の付き添いを要求される。

1年間は引き受けたので見るが、担任はおりると言われた。


事例7:就学相談で普通学級にいくと安全は保証しないと言われた(小学1年生)

就学時の相談では、「安全を保証できない」として、養護学校へ行くようにとの判定をされた。普通学級へ通っているが、保護者が付き添いをしている。


事例8:付き添いいやなら欠席をと強要された(小学校3年生)

担任から保護者へ付き添いを要求された。

遠足に保護者の付き添いが嫌なら欠席しろと強要された。

親3人のレポート



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