事例3 平成12年就学・教育相談(小学校)判定資料


(以下、表を文章化)


就学相談 児童名               住所

IQ 測定不(運動)42 (探索)18 (社会)18 (生習)24 (言語)15 DA20 DQ29

IQ総合所見

 ・立ち歩いて時々ゴニョゴニョ発声し、だすものをかじる。・観察者の胸に触ったり、自分の乳首に触ったりして感触を味わっている・1対1の対人関係のなかでなら応答が持てそうである・左手で独特の形をつくる


愛の手帳 0度 身障手帳 0級 在籍園     保育園

生育歴

 ・言葉が遅く、3歳半で心障センターの検査を受ける。智恵遅れと自閉症との診断をされる

 ・4歳から個別指導を受ける

 ・巡回指導の先生から自己中心から周りの子どもの様子も見られるようになってきたとの話あり

服薬 記載なし

保護者

 ・言葉はないが、家庭生活では支障がない

 ・保育園で集団生活に慣れてきた

 ・スィミングに通っている

 ・子どもの可能性から通常学級にはじめは入れたい


在籍園所見 なし

(食事)1〜2才 (着衣)3〜4才 (排泄)3才 (運動)3才 (言語)0〜1才

(集団)0〜1才 (指示)2〜3才 (行動)多動で注意力散漫、集中力に欠ける


行動観察

(母離)B (呼名)E (指示)E (課題)E (注視)E (意思)D (運動)B

(言語)声は出すが、殆ど有意語はない。イタイやヤダなどの言葉は発する

(行動)落ち着きがなく、眼差しが合わない。こだわりがある。感触による認知の段階 気に入らないと相手をつねったり、椅子を蹴ったりする。

校長面談

 人の指示、集団の中での指示に従えるようになって欲しい。通常入級を希望 心障か養護が適していると思う。


医師診察

 自閉症・落ち着きなし、発語なし


行動観察総合所見

 ・殆ど発語なし。 ・意思表示は、動作(じたんだ)や相手への攻撃である。 ・感触による(さわる、なめるなど)認識である。・落ち着きなく、眼差しが合わない。 ・指示には無関心な態度をとり、理解もできないようである。


希望 通常  判定 養護(知)  決定 通常  就学先  

担当 河野 相談日 12.10.03




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